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ダイヤル式ポストの正しい開け方
意外と開け方が分からないのがダイヤル式ポスト。
「ダイヤルの合わせ方が分からない」
「番号を忘れてしまった」
という方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
早くポストを開けて郵便物を受け取りたいですよね。
そんな時に使えるダイヤル式ポストの開け方をご紹介します。
また、番号が合っているのに開かない時や、番号を忘れてしまった時の対処法もお伝えしますので、ぜひ試してみてください!
ダイヤル式ポストの開け方
「入居時にダイヤル式ポストの番号を教えてもらったけど、開け方が分からない」という方はこちらを参考にして開けてみてください。
基本的にダイヤル式ポストは2桁であることが多いので、今回は2桁で説明します。
ダイヤル番号には『親番号』と『子番号』があり、親番号が2回回す番号、子番号が1回回す番号です。
例として、『右に8を2回、左に4を1回』というパターンの開け方で解説します。
まず、ダイヤルを左右どちらでも良いので2周回してください。これでダイヤルがリセットされた状態になりました。
次に、ダイヤルを8に合わせた状態で右に2周させます。
ダイヤルが8の状態で、左回りで4に合わせてください。これでダイヤル式のポストを解錠することができます。
ダイヤル式のポストの番号が合っているのに開かない
「教えてもらった番号通りにダイヤルを合わせたけれど回らない」という方は
- ・番号が間違っている
・ポストが壊れている
ということが考えられます。
そのようなときの対処法をご紹介しますので、解決に役立ててください。。
回す向きが反対・番号が違う
最初に教えられた番号が違ったり、回す向きが反対だったりすると、ポストの鍵を開けることができません。
よくあるのが、『右に8を2回、左に5を1回』だったのが、『左に8を2回、右に5を1回』というような間違いです。
また、数字の8が英語のBに見えてしまうという間違いもあります。
この場合は、考えられるパターンを色々と試してみましょう。そうすることで、ダイヤルがうまく揃い、ポストを開けることができます。
どうしても分からない場合は、管理会社に再度聞き直してみましょう。
郵便物を取り除く
ポストの中が郵便物でいっぱいになっていると、ポストを閉める部分に物がひっかかってしまい、ポストが開かなくなります。
また、郵便物の重みで建付けが悪くなり、ポストが開かなくなることも。
この場合は、投函口から中の郵便物を取り出して解決します。棒状のものや粘着テープなどを使って郵便物を取り出しましょう。
また、建付けが悪くなっている場合は、手でポストを抑えながらダイヤルを合わせてあげると開くようになります。
鍵を修理・交換する
郵便物や番号が原因でないとすると、鍵やポストが故障していると思われます。経年劣化や衝撃で故障することが多いです。
この場合は、修理や交換をする必要があります。
ひとまず、業者などに連絡をし、ポストを開けてもらって、修理や交換を行いましょう。
鍵の交換はDIYでできるので、ぜひ挑戦してみてください。
集合住宅や賃貸の場合は管理者に相談する
賃貸物件やマンションなどの集合住宅でダイヤル式ポストが壊れた場合、まずは管理者に相談しましょう。
勝手な交換は禁止されていることが多いので、一旦壊れた旨を伝えてください。
もしかしたら、管理者負担で修理を行ってくれることがあります。また、指定の業者を手配してくれて、費用を安く済ませることもあるかもしれません。
ダイヤル式ポストの番号を忘れて開かなくなった時の対処法
ダイヤル式ポストの番号を忘れてしまうことはよくありますねよ。
忘れてしまった時にポストを開ける方法をご紹介しますので、試してみてください。
入居時の書類を確認する
入居時にもらった書類の中にダイヤル番号が記載されているかもしれません。部屋の中にある書類をチェックして、番号を探しましょう。
管理会社に問い合わせる
書類やダイヤルの番号が見つからない場合は、管理会社に問い合わせてみましょう。もしかしたら、管理会社がダイヤルの番号を保管しているかもしれません。
保管していなくても、鍵を開けてくれる業者の手配などを行ってくれることがあります。
すべてのダイヤルを試す
どうしても開かない場合は、すべてのダイヤルパターンを試してみましょう。
0~9の数字で2桁の場合は、10×10の100通りの番号しかないので、頑張れば開けることができます。
あまり長くやっていると、不審者に間違われてしまうので、自分の家だと証明できる状態で作業を行いましょう。
鍵屋さんに依頼する
早く開けたいなら、鍵屋さんを呼んで開けてもらいましょう。
お金はかかりますが、鍵を壊さないで確実に開けることができます。また、鍵が壊れている場合は、その場で修理・交換もできるので便利です。
ダイヤル式ポストの防犯について
ダイヤル式ポストは便利である一方、使い方を間違えると窃盗被害に遭う可能性があります。
たかだかポストだと思わずに、しっかりと防犯対策を行いましょう。
ダイヤルは2周以上回す
「ダイヤルをいちいち回すのは面倒」という理由から、ダイヤルを少しだけ回して終わる方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
その状態だと、他の人も簡単にポストを開けることができてしまいます。ポストを開けられて、中の郵便物が盗まれる可能性もありますので、必ず、ダイヤルを2周以上回してロックをかけてください。
ポストの中に鍵を入れない
鍵を持ち歩くのが面倒なので、ポストに鍵を入れておく方がいらっしゃいますが、その行為はとても危険なのでやらないようにしましょう。
ダイヤル式ポストは比較的簡単に開けることができてしまうため、いつ鍵を盗まれてもおかしくありません。また、空き巣は下見をしているので、鍵が入っていることを把握しています。
ポストに入れた鍵を使って空き巣に入ったという事件も起こっていますので、十分注意してください。
ポストに郵便物を溜め込まない
郵便物を溜め込むと、ポストが開かなくなります。しかし、それ以上に危険なのが、留守であることを示していることです。
ポストに郵便物が溜まっている家は、長期間留守にしている可能性が高いので空き巣に狙われてしまいます。
1日1回はポストの中身を取り出す習慣を付けましょう。また、旅行などで長期間留守にする場合は、新聞などの投函を数日間止めてもらうようにしてください。
引っ越した際は鍵が交換してあるか確認する
新しい新居に引っ越した場合は、ダイヤル式ポストの鍵が交換されているかどうか確認してください。
交換されていないと、前の住人がポスト開けることができてしまいます。
交換されていない場合は管理者と相談して、鍵を交換するようにしましょう。