- ホーム
- 中山貴之の防犯コラム
- 悪徳鍵屋にぼったくられたら?ぼったくられない対策
悪徳鍵屋にぼったくられたらどうするべきか
鍵開けの依頼をした際に、ホームページに書いてある値段と大きく乖離した高額な請求をされるケースが増えています。
鍵屋にぼったくられないようにするためにも、悪徳鍵業者の特徴や被害に遭わないための対策、ぼったくられた後の対応などを知っておくことが大切です。
鍵屋によるぼったくりが怖い方や、ぼったくられてしまった方の参考になればと思います。
ぼったくり鍵屋であるか見極める方法
ぼったくり鍵屋は依頼する候補から消しておきたいですよね。しかし、インターネットで調べてもどの業者がぼったくりなのか中々わかりませんよね。
そこで、ぼったくり鍵屋に多い特徴をご紹介します、この特徴に該当する鍵屋はぼったくりである可能性が高いので、参考にしてください。
ホームページがしっかりしていない
インターネットが発達した現在、ホームページはお店の顔のようなものです。ホームページがしっかりしていないと、サービスの内容が分かりにくいですよね。
不透明な状態で依頼すると、知らず知らずの内に高額な請求をされる可能性があります。
サービスの内容がしっかり明記されているホームページを選ぶと良いでしょう。
会社概要などがはっきりしない
鍵屋にかかわらず、悪徳な業者は住所や電話番号を隠したがります。
そのため、会社概要の記載がなかったり、会社概要の内容がでたらめだったりする場合はぼったくりの可能性が高いです。
会社概要を見て、信頼できる業者なのか判断しましょう。
料金がはっきりしない
詳細な料金の記載がされていない鍵屋はぼったくりの可能性があります。
明らかに安すぎる料金で依頼を集めて、いざ作業をすると高額な料金を請求することが多いです。
ホームページに詳細な料金が用意されていると、そこから値段が分かるので、不当に値段を吊り上げられる可能性を減らすことができます。
クレームについて対応する部署がない
ぼったくり業者は高額な料金が取れればリピートしてもらう必要がありません。
そのため、アフターサービスやクレームに対応する部署がないという特徴が挙げられます。
最悪の場合、住所や電話番号を変えて音信不通になる可能性もあるので、対応がしっかりしているか確認しておきましょう。
現地でぼったくり業者か見極める方法
信頼できる鍵屋だと思って依頼して鍵を開けてもらいました。しかし、請求金額を見てみると考えられないような高額が!?
そんなぼったくり被害に遭わないために、現地でぼったくり鍵屋かどうか見極める必要があります。
これから紹介する特徴に当てはまる鍵屋はぼったくりの可能性が高いので、十分に注意しましょう。
作業前に見積もりを出さない
現地に着いてすぐに作業を始める鍵屋はぼったくりである可能性が高いです。
あれこれ勝手に事を進められて、後から高額な請求をされてしまいます。
「鍵を開けたんだから金を払え」ということになり、嫌々お金を支払うことになってしまいます。
作業前に見積もりを出して、承諾を得てから作業を行うのが普通の鍵屋です。
高圧的な態度を取る
ぼったくり鍵屋は高圧的な態度でお客様に圧力をかけ、無理やり作業を行ったり、お金を請求したりします。
何か脅迫のようなことがありましたら、怖がらずに勇気をもって断りましょう。
ヒヤリングを行わない
鍵交換などの際に、お客様の要望を聞かずに勝手に交換する鍵を決める鍵屋はぼったくりである可能性が高いです。
一方的に高額な鍵への交換を迫り、高額な請求を求めてきます。
本来ならお客様の予算などに合わせて最適な鍵を提案するので、要望を聞かない鍵屋は断りましょう。
帰らない
高額のためキャンセルしたにも関わらず、作業をしてもらう、料金を払ってもらうまで帰ろうとしない鍵屋はぼったくりである可能性が高いです。
そこに居座ることでお客様に依頼させる作戦ですが、ほぼ違法なので帰ってもらうようにしましょう。
鍵屋にぼったくられたと思ったら
鍵屋にぼったくられたと思ったら、依頼した鍵屋に電話してみましょう。
なぜその料金になったのか、詳細な内訳はどうなっているのかを聞いて、請求金額に間違いがないか確認します。
詳細な情報を聞いた上で、どのような判断を取るべきか考えたり、相談したりしましょう。
高額になりやすいケース
「ぼったくりかな?」と思うような金額でも、それが適正料金というケースもあります。
どのようなケースだと高額になりやすいのか覚えておくと、依頼する時に役立つでしょう。
特殊な鍵の解錠
防犯性の高い鍵や、ドアなどに特殊な加工がしてある場合は高額になりやすいです。
例えば、電子錠を使っている、ピッキングできない鍵でドアスコープが無い、サムターンカバーが付いている、金庫のダイヤル数が1億通りあるなどが挙げられます。
開けるのが非常に困難で特殊な道具や技術が求められるので、高額になりやすいです。
イモビライザーが搭載されている
車のセキュリティでイモビライザーという機能があります。車に搭載されているIDと鍵のIDが一致することでエンジンがかかるシステムです。
車の鍵を失くして新たに鍵を作る場合、イモビライザーの再登録を行う必要があります。
この場合、特殊な道具と技術が必要になるので高額になりやすいです。特に、高級外車だとセキュリティがとても高いので、高額になるケースもあります。
現地までの距離が遠い
トラブルが起こった現地までの距離が遠い時も高額になりやすいです。
出張を行う鍵屋だと「出張料」という費用がかかってきます。ガソリン代や高速代がかかるので設定していることが多いです。
距離が遠くなるほど、ガソリン代や高速代がかかるので請求が高くなる可能性があります。
深夜帯に依頼する
鍵屋によって深夜の割増料金を設定しているところがあります。深夜は人件費を割り増ししなくてはいけないからという理由からでしょう。
そのため、日中よりも高額な請求をされる可能性があります。
鍵屋に依頼する際は、深夜料金の有無や金額を確認しておくと良いでしょう。
仲介業者に依頼する
「鍵屋」と検索すると、お客様と鍵屋をつなぐ仲介業者が出てきます。しかも、一目では仲介業者だとわかりにくいです。
仲介業者に依頼をすると、仲介手数料がかかるので鍵屋から請求される料金が割高になる可能性があります。
高額な支払いをしないためにも、仲介業者だと思われるサイトが選択しないようにしましょう。
ぼったくられないための対策
もし、依頼した鍵屋がぼったくりだった場合、冷静に対処する必要があります。
紹介する方法を取れば、ぼったくりの被害を未然にと停められる可能性が高いので、参考にしてください。
電話で依頼する前に色々と確認する
依頼する際に電話で色々と聞いてみるとぼったくりに遭う可能性を下げることができます。
作業にかかる大体の値段や、キャンセルした際にかかる料金など気になることは依頼する前に潰しておくと良いでしょう。
事前に見積もりをしてもらう
鍵屋が到着したら、鍵の状況確認と作業内容、料金などの見積もりをしてもらいましょう。
事前に見積もりをしてもらうことで、後から不正に料金を請求されることはありません。
また、鍵の種類や防犯性、なぜトラブルが起きたのかを知ることもできるので、今後の対策に必要な情報を得ることができます。
納得しない限りサインしない
事前の見積もりを見て、納得できない場合や、不当な作業による請求の場合はサインをしない方が良いです。
サインをすると、料金に納得した上で作業を行ったという証拠になり、値下げを行うことが難しくなります。
とにかく、不当な請求や納得がいかない場合はサインをせずに交渉を行いましょう。