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ドアスコープの防犯対策
一軒家の自宅では見かけることが少なくなりましたが、賃貸にはまだまだ残っているドアスコープ。
別名「覗き穴」という言い方もします。
このドアスコープから、思いがけないトラブルや事件になることをご存じでしょうか?
今回はドアスコープの防犯対策についてご紹介します。
ドアスコープに防犯対策をする理由は?
なぜドアスコープに防犯対策をしなければならないのか、ご説明いたします。
ドアスコープは外から覗ける
ドアスコープを通常通りに使用していると、本来は外から中を見ることはできません。
ですが、リバースドアスコープや単眼鏡を使用すると中から外を覗くのと同じように見ることができます。
これにより、留守かどうかがわかるので空き巣に入られてしまいます。
ドアスコープを外されて覗かれる
道具を使用してドアスコープを覗く方法の他に、ドアスコープを外して覗く、という 手口もあります。
ドアスコープ越しに中を覗くのとは異なり、ドアスコープを外してから覗くと中がくっきり鮮明に見えてしまうため盗撮被害などのリスクがあります。
ドアスコープを外されてサムターン回しに使われる
ドアスコープを外して、サムターン回しに使うという手口もあります。
サムターンとは鍵を内側から閉めるときにつかうつまみの部分のところです。
ドアスコープを外して特殊な道具を差し込むと、鍵を外から開錠され家の中に侵入されてしまうリスクがあります。
ドアスコープが原因で実際に起きた事件
2021年に大阪で、ドアスコープに単眼鏡を当てて、女性の着替える様子をスマホで撮影したとして、男性が逮捕されたという事件が起こりました。
くつろぐための家で、このような事件は許せませんね。
このような単眼鏡を使用した盗撮事件は、毎年のように発生しています。
近年発生している理由としては、おそらくインターホンの普及にあるのではないでしょうか?
インターホンを使えばドアスコープをわざわざ覗く理由はないので、警戒が薄れているのだと思います。
インターホンに頼りきるのではなく、ドアスコープにも防犯対策をしましょう。
ドアスコープの防犯対策の方法
ドアスコープの防犯対策としては
の2つに分かれます。
ドアスコープをふさぐことのメリットはなによりも防犯対策になることです。
覗いて何も見えなければ、盗撮犯や泥棒目的も早々に諦めるでしょう。その代わりドアスコープが使えなくなります。
防犯グッズを使えば、対策をしつつドアスコープを使い続けることができます。
費用や手間、地域の安全性などを考えて、あなたに適した方を試してください。
鍵のレスキューでは防犯対策も受け付けているのでお気軽にご連絡ください。
ドアスコープの穴をふさぐ防犯対策
まずは、お手軽にできる防犯対策をご紹介します。
数百円でできる防犯対策ですので、インターホンがあるのにもかかわらず、ドアスコープが残っているという方はこちらの対策で十分でしょう。
テープでとめる
一番簡単な方法です。
ドアスコープを黒のビニールテープでふさぎます。
外からは全く見えなくなるので、覗かれる心配はありません。
フックでふさぐ
カレンダーや鍵などをひっかけることのできるフックを利用するのも対策になります。
黒テープでふさぐのとはことなり、小物をひっかけることができるのでスペースとしても役立ちますね。
注意点としては、テープもそうですが次第に粘着力が弱まっていくので定期的に買い替えなくてはいけません。
半透明のもので塞ぐ
曖昧な表現ですが、クリアファイルなどがこれに該当します。
半透明のものを貼った状態で外から覗くとモザイクがかかったようになり、外から中が視認しづらくなります。
これにより、部屋の情報を盗撮犯や泥棒に与えません。
のれんでブラインドを作る
つっかえ棒を買ってきて、のれんでブラインドを作る方法もあります。
木製の扉や、テープが張り付きにくい扉の場合はこちらのほうが良いかもしれません。
貼ったり剥がしたりしないので、お部屋を傷つけずに済むというメリットがあります。
ドアスコープに使える防犯グッズ
次に、ドアスコープを引き続き使用できる防犯グッズをご紹介します。
インターホンがないのであれば、ドアスコープの使い方を考えてみましょう。
ドアスコープカバーを取り付ける
一番値段が安く、かつ使い続けられるのがドアスコープカバーです。
使用時以外は外からみても真っ暗、360度回転するタイプが使い勝手が良いです。
外側から外せないドアスコープに変える
外から外されないドアスコープに変更しましょう。
そのうえで、防犯対策するのを推奨します、替えただけではあと一歩防犯性が足りません。
また、外せないものに変えても、ドアスコープのレンズを割ってみようとする盗撮犯も稀にいますのでご注意ください。
ドアスコープカメラを取り付ける
ドアスコープを防犯カメラのようにしてしまうグッズも存在しています。
電源コードが必要なタイプと電池で動くタイプがありますので、玄関付近に電源タップがあるかどうかで決めましょう。
また、webカメラをドアスコープのカメラの代わりに使用する方法もあります。
インターホンに変える
思い切った一つの手段です。
賃貸であれば自分の部屋だけというのは難しいので、大家さんとの相談が必要になります。
玄関まで直接見に行くよりも、モニターで相手が誰なのかを確認してからいけるインターホンは防犯対策としてとても心強いです。
替えた後も、ドアスコープを隠すなど念には念を入れて対策をお願いいたします。
サムターン回しを防ぐ
ドアスコープを壊されてしまうと、サムターン回しによる被害の可能性があります。
自宅のサムターンを防犯サムターンに変え、万が一に備えておきましょう。
サムターンについての解説はこちら
ドアスコープの防犯対策も鍵のレスキューにお任せください
いかがでしたでしょうか?
ついつい防犯対策が甘くなりがちなドアスコープですが、悪いことをする人はそのスキを見逃しません。
防犯対策も鍵のレスキューでは行っているので、お気軽にご相談ください