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- 中山貴之の防犯コラム
- 不要なゴミからも漏れる個人情報
今からできる空き巣対策
ゴミ・洗濯物にも気を遣おう
ゴミから生活や個人情報のすべてが分かってしまいます。捨てた本人にとってはいらないものでも、犯罪者には利用価値があるものです。
ガスや水道、携帯会社の請求書なら氏名・住所・電話番号などの個人情報が、スーパーのレシートからは何を買って食べているかがだいたいわかります。書類や郵便物はそのまま捨ててしまうと預金残高や通信記録がすべてわかってしまいます。
毎週の「ゴミ出し」にも気を遣うべきです。夜のゴミ出しはやめ、収集日の朝に出すことが一番いいです。夜に出してしまうと、その日の晩のうちにゴミを持って行かれかねないからである。
洗濯物もいろいろな情報を与える。下着の窃盗事件や侵入強姦事件が起きた例も多く存在します。
洗濯物はなるべく中が見えないように干し、家族構成を悟られないようにするのが賢明である。特に女性ものの下着は目を引くから外から見えない所に干すのがよい。外といっても玄関や軒先だけではなく、建物横のベランダから覗かれて犯罪を呼び込んだ例もあるので注意が必要だ。
また、洗濯物を夜遅くまで干すのは留守だと外部に分からせてしまう。帰宅が遅いのなら室内に干すべきである。
何より外部の人が一目みて生活スタイルやリズムが分かる状況にするのはやめておいたほうがよいのである。