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トランクルームの鍵紛失時の対処法と自分で鍵を開ける方法
トランクルームの鍵を紛失した後に取るべき行動
大きい荷物から小さい荷物まで預けることができる便利なトランクルームですが、トランクルームの鍵を紛失してしまったら荷物も取り出せなくなり面倒なことになると思います。
そのため鍵を紛失したらなるべく早く解決したいですよね?
そこでトランクルームの鍵を紛失した後に取るべき行動を利用者と管理者目線でそれぞれ解説します。
トランクルームの利用者の場合
まず、トランクルームの鍵を利用者が紛失してしまった場合は、どのように行動したらいいかを解説します。
トランクルームの鍵を探す
鍵を紛失した時は、まず身の回りに鍵がないかもう一度確認しましょう。
紛失したと思っても、カバンの中やお家の中などから見つかるケースが多くあります。
それでも鍵がない場合は、交番に紛失届を出しておきましょう。
誰かが鍵を拾って交番に届けてくれる可能性があり、また違う交番や警察署に届けられても連絡してもらえるので一度紛失届を提出しておくのをおすすめします。
トランクルームの鍵を紛失したことを報告する
鍵を探しても見つからない場合は、ご自身が契約しているトランクルームの会社(管理会社)に鍵紛失の報告をしましょう。
管理会社がスペアキーの貸し出しや鍵交換、鍵の再発行などの手配をしてくれる可能性があります。
しかし、鍵の再発行などには費用がかかる場合があるので、注意してください。
鍵の再発行にかかる費用
鍵の再発行にかかる費用は、管理会社や鍵の種類で変わってきます。
ある管理会社では約16000円で入退館キーとルームキーの再発行ができるそうです。
また、カードキーのみを紛失した場合だと、鍵のデータを書き換えるだけでいいので数千円で済む場合もあります。
そのため基本的に鍵の再発行には料金がかかりますが、ご自身が契約しているプランによっては鍵交換や鍵の再発行の料金がかからない場合もありますので、詳しくは契約書や管理会社のホームページ等に記載されているので確認してみて下さい。
自分でトランクルームの鍵を開ける
一部のトランクルームでは利用者が南京錠などの鍵を用意するところもあり、その場合鍵を紛失したら自分で鍵開けや鍵交換等をしないといけない可能性があります。
自分で鍵開けや鍵交換を行うのは難しいですが、費用を抑えることができるのでやってみるといいかもしれません。
鍵屋に鍵開けや鍵交換をしてもらう
自分での鍵開けや鍵交換が難しい方は、出張サービスのある鍵屋に依頼してみましょう。
鍵屋だと即日で鍵開けや鍵交換ができるので、時間がない方でも安心して依頼できます。
トランクルームの管理者の場合
次に、トランクルームの管理者が鍵を紛失した場合、紛失後にどのように行動したらいいかを解説します。
スペアキー等で鍵を開ける
スペアキーがない場合は鍵屋などに鍵作成を依頼するしかありませんが、スペアキーがあるならそのスペアキーで必要に応じて鍵を開けることができます。
しかし、スペアキーがあったとしても鍵を一度無くしているので、防犯の面を考えて鍵交換を検討してください。
また、カードキータイプや暗証番号タイプは鍵のデータや番号を変えるだけでいい場合があるので確認しておきましょう。
鍵屋に鍵開けや鍵交換を依頼する
鍵開けと同時に鍵交換も行いたい方、緊急の方は鍵屋に依頼するのがおすすめです。
鍵屋には、24時間全国で鍵開け、鍵交換の主張サービスを行っているところもあるので、緊急時などでも安心して依頼ができます。
また、鍵作成も行っており、鍵紛失時でも鍵穴から鍵を作成することができるので、全国対応の鍵屋さんに一度ご相談ください。
鍵のレスキューでも24時間365日全国で、鍵開け、鍵交換、鍵作成等に対応しております。
トランクルーム別の鍵の種類
室内に荷物を預けるトランクルームや屋外に荷物を預けるコンテナ、レンタルボックスなどは、鍵の使われている種類が違う場合があります。
室内型と屋外型に分けてそれぞれ確認しておきましょう。
室内型トランクルームの鍵の種類
室内のトランクルームに採用されている鍵は、以下の4つです。
・シリンダー
・暗証番号
・カードキー
・南京錠
室内タイプだとセキュリティも高いため、ピッキングができないカードキーや暗証番号で開くタイプの電子錠を採用しているところが多くあります。
また、室内のトランクルームには、入退室を管理するところが多いため、鍵がエントランスキーとルームキーの2つある場合が多いです。
屋外型(コンテナ、レンタルボックス)の鍵の種類
コンテナやレンタルボックスなど屋外にあるものだと、以下の2つが採用されています。
・シリンダーキー
・南京錠
屋外だと、雨風にさらされるのでカードキーや暗証番号などで開けるような電子錠ではなく、シリンダーや南京錠のタイプが多です。
また、屋外のタイプだとエントランスなどがなく誰でも敷地に入れるようなつくりになっていることが多いため、鍵は1つしかありません。
自分でできるトランクルームの鍵別の開け方
自分でできるトランクルームの鍵開け方法は鍵の種類によって違います。
そのため、シリンダー、暗証番号、カードキー、南京錠の4つの種類に分けて、鍵開け方法をご紹介していくので、ご自身の鍵に合わせて確認してください。
鍵別の開け方
鍵がシリンダー式の場合
コクヨのロッカーがシリンダー式の場合の自分で開ける方法は
・ピックキングで開ける
・バンピングで開ける
・電動ドリルで開ける
の3つです。それぞれ詳しく確認していきましょう。
ピッキングで開ける
シリンダー式の鍵をピックとテンションを用いて開ける方法です。
鍵屋が行うピッキングは専門の道具を使いますが、身近にあるヘアピンやクリップなどでも代用して行うことができます。
ピッキングの鍵開けには技術が必要ですが、費用を抑えたい方は一度試してみましょう。
1ヘアピン等でピックとテンションを作成する
ヘアピン等を2つ用意して、ピックとテンションを作ります。
2鍵穴にテンションをかける
次に、先ほど作ったテンションを鍵穴にかけます。
鍵を回す方向に力を入れると、ピックングが成功しやすいです。
3ピックでピンを押す
作ったピックで鍵穴にあるピンを押し上げます。もしピンが下から出ている場合は押し下げるイメージで行って下さい。
4鍵をゆっくり回す
ピンが揃うと鍵が回るようになるため、ゆっくり鍵を回して開けます。
バンピングで開ける
シリンダー式の鍵開け方法として、バンピングという方法があります。
バンピングとは、鍵穴のピンに衝撃を与えて鍵を開ける手法です。
バンピング対策がされている鍵も増えてきており、バンピングの難易度が高くなってきていますが、ピンキングよりも技術が必要なく手軽に行えるので試してみるといいかもしれません。
1特殊な鍵を鍵穴に浅く挿す
まず、特殊な鍵を鍵穴に浅く挿します。
浅く挿すことによって鍵のギザギザ部分でピンに衝撃を与えやすくする効果があるので、鍵は浅く挿しておきましょう。
2テンションをかける
次に、テンションをかけます。(鍵を少し回す)
テンションをかける理由は、ピンが衝撃で跳ねた時に鍵が回しやすくなるからです。
3ハンマーで鍵を叩く
テンションをかけたら、ハンマーで鍵の頭を叩きます。
この時、下方向ではなく、鍵穴の奥に向かって叩くイメージで行ってください。
衝撃を与えると、ピンが跳ねてちょうどの位置に来たら鍵が回ります。
一回では鍵は開かないことが多いので、バンピングの工程を何回も繰り返して、鍵が開くまで行いましょう。
電動ドリルで開ける
ピッキングやバンピングでも開かなかったという方は、電動ドリルで鍵に穴をあけて開錠する方法を試してみるといいかもしれません。
しかし、一度鍵を壊すとその鍵は使えなくなってしまいます。また、電動工具を扱うので怪我のリスクもあります。
そのため、鍵を壊したくない方、電動工具を使い慣れていない方は別の方法で鍵開けを行ってください。
1電動ドリルを鍵穴に当てる
まず、電動ドリルを鍵穴に当てます。
作業中にドリルがずれると失敗する可能性があるので、ドリルがずれないように固定してください。
2電動ドリルで穴をあける
電動ドリルを固定したら、鍵に穴を開けます。
この時、鍵の内筒をくり抜くイメージで行いましょう。この作業が上手くいくとシリンダーが回り鍵も開きます。
鍵が暗証番号の場合
次に、トランクルームの鍵が暗証番号で開くタイプだった場合の鍵開け方法をご紹介します。
暗証番号タイプの鍵開け方法は、
・思いつく番号の組み合わせを試す
・暗証番号以外の鍵で開ける
の2つです。それぞれ確認していきましょう。
思いつく番号の組み合わせを試す
ご自身やご家族の誕生日など思いつく数字の組み合わせを試しましょう。
この時0000~9999などすべての数字を試していくのは、途中でロックされてしまう可能性があるのであまりおすすめしません。
そのため、できるだけご自身が暗証番号に採用しそうな数字の組み合わせを試しましょう。
暗証番号以外の開け方を試す
一部のスマートロックには、緊急時用に暗証番号以外でも鍵を開けることができるものもあります。
例えば、鍵穴がついているタイプだと、シリンダーの開け方で開く可能性もあります。
詳しいシリンダーの鍵開け方法は、鍵がシリンダー式の場合の開け方で解説しています。
鍵がカードキーの場合
トランクルームの鍵がカードキーの場合、カードがないと鍵を開けるのは難しいです。
そのため、鍵開け方法は
・カードキー以外の開け方で試す
が考えられます。
カードキー以外の開け方を試す
カードキーで開けるスマートロックには、緊急用で別の鍵開け方法が存在するものがあります。
シリンダーや暗証番号などカードキー以外の方法で開けることができないか一度確かめましょう。
鍵が南京錠の場合
トランクルームの鍵が南京錠の場合、ピッキングやバンピングなどで開けることができる場合があります。
また、南京錠の鍵開け方法として、スパナやハンマーを使用し鍵を壊して開けるものもあります。
南京錠がシリンダー式なのかダイヤル式なのかで鍵開け方法が変わってきますので、詳しく知りたい方はこちらのコラムを参考にしてみて下さい。
トランクルームの鍵を紛失した時の鍵開け、鍵交換は鍵のレスキューまで
トランクルームの鍵を紛失した際に、自分で鍵を開けることはできますが、鍵の構造を理解していないと開けるのは難しいです。
鍵のレスキューでは、鍵の構造を熟知している認定錠前技師が24時間365日待機しています。
自分での鍵開けが難しい方、緊急で鍵開けや鍵交換を行いたい方は、一度鍵のレスキューまでご相談ください。