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金庫の壊し方について解説
金庫が開かなくて困っている方向けに、金庫を自分で壊して開ける方法をご紹介します。
なお、この方法で絶対に開くとは限りません。また、金庫が使えなくなるのを承知の上で作業を行ってください。
金庫を壊す時の注意点
金庫を壊す時に注意するべきことはケガと事故です。金庫を壊すための道具は危険なものが多いので、使用する際は十分注意してください。
また、道具の使用中に発生する火花や破片などによって、重大な事故が起こる可能性もあります。金庫を壊す際は、安全に配慮した場所と恰好を心がけましょう。
金庫の壊し方を3種類ご紹介
ここから本題である金庫の壊し方をご紹介します。今回は、
- ・バールを使う
・ハンマーで叩く
・落下させる
の3つの方法をご紹介しますので、適したもので行ってください。
金庫の壊し方 ①バールを使う
1つ目はグラインダーとバールを使う方法です。まず、バールを金庫の開口に入れ、てこの原理で扉を引き上げます。バールが入りにくい場合は、ハンマーなどを使って隙間に入れましょう。バールが無ければノミなどでも代用できます。
バールを引き上げる際に、顔などに当たらないように注意してください。
バールで開かなければグラインダーを使う
バールのみで開かない場合は、蝶番をグラインダーで切断してから再度行いましょう。
蝶番を切断するには相当な力が必要です。力を入れすぎて自分の指や体を切断しないように注意しましょう。また、火花が発生するので、引火しやすい場所や衣服は避け、フェイスガードなどで顔を保護してください。
騒音も発生するので、周囲の方の迷惑にならない場所で行いましょう。
金庫の壊し方 ②ハンマーで叩く
2つ目はハンマーで叩いて開ける方法です。とにかく叩いて、金庫の扉を壊して開けます。
手提げ金庫なら衝撃でロックが外れることがあるので、壊すまで行かなくても開けることが可能です。家庭用金庫だと、扉を壊さないと開きません。
ハンマーで壊す際は、金庫の破片が飛びやすく、大きな音も発生するので、近隣に迷惑の掛からない安全な場所で行いましょう。また、破片が目に入る危険があるため、ゴーグルなどで保護すると良いです。
金庫の壊し方 ③落下させる
3つ目は金庫を高い所から落下させて衝撃を加える方法です。ハンマーで叩く原理と同じで、衝撃を利用して金庫の扉などを破壊して開けます。
金庫を落下させる際は、周囲に人やモノがない状態で行ってください。重量のある金庫を高い場所から落下させるのは大変危険です。人やモノに当たると重大な事故につながってしまいます。
落下させた際の破片や中身が被害を与えないこと、しっかり回収することを守った上で行ってください。
様々な方法がありますが、金庫のカギが開かない場合はいつでも鍵のレスキューまでご相談ください。
壊すことのできる金庫の種類
金庫の破壊はすべての金庫でできるわけではありません。どの金庫が自分で壊して開けられるのかご紹介します。
手提げ金庫
持ち運びが簡単にできる金庫です。手提げ金庫は防犯性に長けているわけではないので、比較的簡単に開けることができます。
家庭用耐火金庫
小型の家庭用耐火金庫はそこまで重量がなく、防犯性もものすごく高くはありません。ただ、壊して開けるとなると難易度は高いです。
落下の衝撃で開けるのは難しいので、ハンマーかバールで開けることとなります。
業務用金庫・防盗金庫はほぼ不可能
業務用の大型金庫や防盗金庫を壊して開けるのはほぼ不可能です。重量があり、こじ開け対策がされているので、自分で壊して開けるのには難易度が高すぎます。
下手に衝撃を加えてしまうと、ロック機能が働き、解錠が非常に難しくなってしまうので、専門業者に依頼するのが良いです。
壊した金庫の処分方法
自分で壊して開けた金庫はそのあとの使い道がありません。そのため、金庫を処分するしかないのですが、家庭ごみや粗大ごみとして処分することはできません。
では、どのように処分すればよいのでしょうか。
産業廃棄物処理業者に依頼をする
産業廃棄物処理業者に依頼をすれば金庫を処分してくれます。産廃業者はトラックで現地まで来てくれるので、わざわざ重い金庫を持ち運ぶ必要はありません。
費用としては1kgあたり200円~400円あたりが相場となっています。
鍵のレスキューでも金庫の引き取りや処分を行っておりますので、いつでもお気軽に私たちにお電話下さい。
金庫の購入と同時引き取ってもらう
金庫のメーカーによっては、金庫の購入とともに古い金庫を引き取ってもらえるサービスも行っています。
使えなくなった金庫の代わりに新しい金庫を購入することを検討している方は、同時引き取りを利用しましょう。
購入場所によってサービスが異なりますので、確認・問い合わせを行ってください。
金庫を壊すのは安く済むのか
金庫を自分で壊して開けると、業者に依頼する費用が浮きます。その点では安いでしょう。
ただ、壊した後の処分費用や新しい金庫の購入費用がかかり、結果として高くなることがあります。
壊さずに開ければそのまま金庫を使うことができるので、購入費用はかかりません。また、鍵開け後に金庫を無料で処分してくれるサービスがある業者もあるので、結果的に安く済むこともあります。
金庫を自分で壊さずに開ける方法
金庫を自分で壊して開けるのは難しいと感じた方は、メーカーや鍵屋を利用するのが良いでしょう。その方が安く済むこともありますので。
メーカーから鍵や暗証番号をもらう
鍵を紛失した、番号が分からなくなった、金庫が壊れたなどのトラブルなら、金庫メーカーで解決できます。
金庫の型番や製造番号、鍵番号が分かれば、鍵の作成やダイヤル番号の照会が可能です。また、金庫の修理も、メーカー経由で行ってくれます。
ただ、1~2週間ほどの時間を要する可能性があるので、すぐに金庫を開けたい方には向いていないかもしれません。
鍵屋に開けてもらう
すぐに金庫を開けてほしい方は、鍵屋に依頼をしましょう。鍵屋は金庫の解錠から鍵作成、修理まで行うことができます。しかも、当日対応かつ現地へ出張できるので、すぐに金庫を開けることができます。
費用はそれなりにかかりますが、スピードや金庫をそのまま使えることを考えると、コスパが良いでしょう。
業務用金庫、家庭用金庫などどのような金庫であっても私たちなら解決することができます。
いつでもお気軽にフリーダイヤルまでお電話下さい。
金庫を自分で壊すのか冷静に判断しよう
金庫が開かないからといって、自分で壊して開けるのはなるべく避けた方が良いです。手間や時間、危険が伴うので、専門業者に依頼するのが確実だと思います。
それでも費用などを考えて金庫を壊すなら、安全を十分に考慮した上で作業を行ってください。