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- 中山貴之の防犯コラム
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窃盗団の登場と犯罪者の質の変化
プロ集団化する侵入犯罪
昔のコソ泥は自分の身一つで家に侵入し、金品を盗んでいました。
では近年の泥棒はどうちがうのでしょう。
最近では玄関や家全体がハイセキュリティ化しているためなかなかコソ泥一人の力では突破することが出来なくなってきています。
しかし鍵開け、セキュリティシステム突破、その他その道を極めた犯罪プロが集結すればある程度の防犯性を持った家でも侵入することが可能になってきており、集団で犯行を行うケースが増えてきています。
例えばプロの窃盗団の仕事を見てみると、下見役、見張り役、実行犯、換金・金品保管役などという風に役割分担ができています。
下見役に現場調査をさせ、見張り役が見張っている間に犯行を行えば誰かが急にもどってきたりしてもばれることはなく、そして実行犯が捕まったとしても換金係が他にいれば金品の行く先がばれずに換金することも可能です。
そのように一人でコソ泥を行うよりも、大がかりな犯行・たくさんの仕事が可能になり、取り分も大きくなるのです。