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スマートキーを複製する方法や値段について解説
最近の車に標準搭載されていることが多いスマートキー。鍵がもともと1本しかなかったり、運転する人が増えたりするとスペアが必要になりますよね。
今回はスマートキーを複製する方法を解説します。どこで複製できるのか、値段、中古品が使えるのかなど様々な疑問を解消できる内容となっていますので、ぜひスペア作りの参考にしてください。
スマートキーとは
スマートキーとは、鍵に付いているボタンや鍵そのものを使わなくてもロック機能を操作できる鍵のことです。ドアノブ付近のボタンを押したり、ドアノブに手をかけたりするだけでロックを操作できます。
似たような鍵でキーレスキーやリモコンキーがありますが、鍵に付いているリモコンでロック機能を操作するため、スマートキーとは違うのです。
ここではスマートキーの複製方法を解説するため、リモコンキーやキーレスキーについてはこちらを参考にしてください。
スマートキーの複製を行える場所
スマートキーの複製を行う場所は、
- ・ディーラー
・鍵屋さん
・自動車修理工場
の3つです。
ディーラー
各メーカーのディーラーに依頼することでスマートキーの複製ができます。新品純正品を取り寄せて車両登録を行うため、新車購入時と同じ鍵を手に入れることが可能です。
部品を取り寄せるため、スマートキーが完成するまでに1~2週間前後の時間がかかります。また、完成した後に車両登録を行うため、ディーラーへ車の持ち込みが必要です。
基本的にディーラーであればほとんどの車のスマートキーを複製することができますが、並行輸入車などになると複製ができない場合もあります。
スマートキーの複製に必要なもの
ディーラーでスマートキーを複製する際は、キーナンバーと免許証、車検証などが必要になります。車の所有者でないと鍵の作成ができませんが、所有者との関係を証明できるものがあれば家族でも作成が可能です。
キーナンバーが無い場合は、ディーラー側の車両情報から割り出すか、車からシリンダーを取り外して確認することになります。シリンダーを取り出すことになると工賃が上乗せされるため、キーナンバーがある時よりも値段が高いです。
鍵屋さん
鍵屋さんでは、店舗にスマートキーや車を持ち込んだり、出張での対応を依頼したりすることでスマートキーの複製を行うことができます。
在庫があれば、その日の内にスマートキーの複製が可能です。車両登録はもちろん、エマージェンシーキーの作成まで行ってくれます。
車種や年式によって対応できる鍵屋さんが異なりますので、事前にスマートキーの複製に対応しているか調べ、電話などで詳細を聞いてみましょう。
自動車修理工場
一部の自動車修理工場でもスマートキーの複製を行っています。スマートキーの在庫があれば、その場で車両登録からエマージェンシーキーの作成まで可能です。
基本的に車を修理工場に持ち込んで、スマートキーの登録を行います。在庫があればその日の内に登録作業を行うことが可能です。
スマートキーの複製を行っている自動車修理工場は少ないので、インターネットや電話などで対応しているかどうか事前に聞いておきましょう。遠方まで車を持って行くことになるかもしれないので、難しい方は鍵屋さんやディーラーの利用をおすすめします。
ホームセンターやカー用品店でスマートキーは複製できない
ホームセンターなどでも合鍵作成を行っていますが、スマートキーの複製には対応していないことがほとんどです。
特殊な形状の鍵を削ったり、スマートキーを車両登録したりする道具や技術が必要ですが、ホームセンターではそれらを用意していることがほとんどありません。
合鍵ショップがホームセンター内に入っている場合、エマージェンシーキーの作成に応じてくれることもあるので、鍵のみが欲しい場合は問い合わせなどをしてみましょう。
スマートキーを複製する値段
スマートキーが手元にある状態で複製する場合の値段は、ディーラーで3万円程度、店舗型の鍵屋さんで3~4万円程度です。
ただし、車種や年式によってイモビライザーなどの登録が難しい場合や、スマートキー本体の値段が高い場合もあるため、5~10万円ほどかかることもあります。
詳しい値段については、ディーラーや鍵屋さんに見積もりをもらいましょう。そこからどの業者に依頼するか決め、作成してもらうのが良いです。
中古のスマートキーからの複製は可能?
中古のスマートキーから鍵の複製を行う方法があります。スマートキーの情報をリセットして初期化し、そこから車両登録を行うという流れです。
ただし、車種や年式によってはスマートキーを初期化することができない場合があります。スマートキーについて詳しく分からない方は、ディーラーや鍵屋さんに新品のスマートキーを複製してもらいましょう。
また、ディーラーだと中古のスマートキーからの複製を拒否される可能性があります。初期化するツールが無かったり、中古品によるトラブルを避けたりするためです。持ち込み対応しているかどうかは直接ディーラーに問い合わせましょう。
ディーラーがダメだった場合は、初期化対応している鍵屋さんなどに依頼してください。
スマートキーの部分的な修理もできる
スマートキーのプラスチックや鍵の部分などが故障した場合、複製でなくても修理で直ることもあります。
ディーラーにパーツの取り寄せを依頼して自分で修理したり、鍵屋さんなどで鍵のみを作成してもらったりすることで、壊れた部分を修繕することが可能です。
種類によりますが、スマートキーの基盤や鍵を入れ替えて、外側のリモコン部分のみを修理することもできます。ただ、精密機械なので入れ替えた時に故障してしまうかもしれません。
自分で修理するのが不安な方は鍵屋さんやディーラーに依頼するか、鍵を複製してもらいましょう。
スマートキーのスペアは値段と時間で決めよう
スマートキーのスペアが欲しい場合、複製するための値段や時間で判断しましょう。すぐにでも鍵が必要な場合は鍵屋さんに依頼するのが良いです。多少時間がかかっても新品純正のスマートキーが欲しいならディーラーに依頼しましょう。
値段は鍵屋さんやディーラーによって異なるため、見積もりをもらってから依頼する場所を決めると合理的です。