カードキーの安全面について（台東区御徒町）

本日、向かった先は上野公園と御徒町駅間にある上野４丁目の賃貸マンションです。実はこのマンションには、一般的なシリンダー（金属タイプの鍵）ではなく〝ある最新の鍵〟が設置されていました。

ケイデンのカードキー

カードキーとは名前の通り、金属シリンダーではなくカードを差し込んで開閉するタイプの錠。PASMOやSuicaをピッと当てる感覚で金属板のカードを差し込むわけです。ただ、カードキーというとホテルの各室で使用しているものをイメージしがちですが、住宅鍵に使用されているカードキー（特にケイデンのカードキー）は仕様が少しばかり違ってきます。カードがテレフォンカードのようなものではなく、金属板だということ。

使い方はとても簡単です。金属板のカードを差し込んで、オープン・クローズと書いてる方向に動かすだけで錠の開閉ができます。なんでもカードな時代、スマートな時代になったものです。皆さんが〝鍵〟といって一般的にイメージするシリンダーの場合、パッと見ただけで鍵の形が分かってしまいます。鍵のギザギザの形が分かるということは、簡単に合いかぎを作れてしまうということ…。=合いかぎ作成だけでなく、ピッキングやカム送りなどの不正開錠をされる可能性があるということになります。

その点カードキーであれば、磁気ですからパッと見ただけでは不正開錠をするための複製などは出来ないので防犯的にも安全性が高いのです。こんな利点から、オートロックがない賃貸物件でケイデンのカードキーを使用されてるところが多い印象です。また、こちらの現場でのカードキーをどうやって開けたかというと、・玄関扉に覗き穴がついていないこと　・ポストと内側鍵の距離が絶妙な距離間だったこと、この２点からポスト口を利用して開けていきました。覗き穴から専用工具を通し入れて開ける手法を、ポスト口に変えただけです。ポスト口から専用工具を通し入れて、内側のつまみを引き上げる形で開錠していきます。

カードキー鍵開けに対応していない鍵屋も多い中、当社ではカードキー住宅においての鍵開け・交換・修理も作業可能ですので、お気軽にご相談いただければと思います。