本日午前中は新宿区信濃町からの金庫開錠の依頼へ出張してきました。お客様である奥様からは、「金庫の鍵を失くしてしまって開かないので開けてください」 とのこと。しかし、現場到着後にお客様の金庫を拝見させていただくと、差し込むタイプの鍵と同時にダイヤル番号で開けられる金庫でもある…。そこで「ダイヤル番号は分かりますか?」 と聞いてみました。
「ダイヤル番号も分かりません」
番号も分からないという奥様。差し込むタイプの鍵でいつも開けていたのでしょう。 というよりも、どうやらダイヤル番号で開けられるのを知らなかったご様子。・差しこむ鍵も無し ・ダイヤル番号も分からない と。このような場合、金庫開錠はピッキングで開錠していくことが多いです。(金庫鍵の作成を希望されない場合)
ピック(上写真に載っている青色の工具)という針上の工具を使用しての開錠作業になります。まるで裁縫をするかのごとく、この針を金庫の鍵穴部分に入れ、鍵穴から中のシリンダー・ネジ部分などをこのピック1本でカチャカチャっと調整・ピッキングしていきます。
金庫鍵が開くまで平均15分ほど
本日も作業開始から12分足らずで金庫開錠成功です。このピック1本さえあれば、鍵の無い金庫でも・ダイヤル番号忘れの金庫でも開錠することが可能。ただ、一見簡単そうに見えるピッキング作業ですが、手の感覚と微妙な音・鍵内部の触りが関係してくるので、熟練した作業員でないと難しい作業です!くれぐれもご注意ください。