本日の鍵出張はスーツケースの鍵作りから始まりました。「鍵をなくしたから作ってほしい」と依頼が入り、大阪市北区梅田へ。到着すると大量の買い物袋とスーツケースを持った軍団が!その中の一人の女性が本日の依頼者です。
スーツケースはTSAの鍵
「スーツケースの鍵をなくしました。作ってください。急いでる。」 韓国から大阪へ旅行にきたお客様でホテルに戻る前に軽く観光するつもりが、買い物に夢中になってしまい、気付いたら鍵を落としてなくしてしまったと。元々鍵は1本しか持ってきていないとおっしゃっていたので、その場で鍵を作成することになりました。
TSAロックとはアメリカで起きた9.11テロ事件以降、空港での荷物検査が厳しくなったことから登場したスーツケースの鍵です。TSAロックであれば、空港での検査時に鍵をかけていても、TSA職員が専用の開錠ツールで開けることができる仕組みになっています。そのため鍵をかけたままでも壊されることなく、空港を通ることができるという優れた機能をもった鍵です。
今回のお客様のスーツケース鍵は開いている状態だったので、あとはスーツケースの鍵穴から段差を読みとって開閉できる鍵を作るのみ。ただ、ここで問題が。
TSAロックには正規のブランクキーがない
そのため鍵穴の段差情報から、作業車にあるブランクで合うものを探さなくてはいけないのですが、これがまた一苦労…TSAの鍵穴がとても小さいこともあり、なかなか入るブランクキーが見つからないのです。
ぴったり合うブランクが無ければ、既存のブランクを加工する手段しかない!!ということで、ブランクキーを微調整しながら削ることに。作業車にある大量のブランクキーから探す→合わせる→加工→調整→削るの作業を繰り返しながら、やっと完成です。
梅田、難波、USJなどの観光地はもちろん、関西空港からのスーツケース鍵の依頼も対応しています。旅行中や観光中にスーツケースの鍵を失くした、壊れて開かなくなった、閉まらなくなってしまったのトラブルが起きたときは、ぜひ我々をお呼びください!宿泊しているホテルへの出張も可能です。