名古屋市北区味鋺にある某オフィス。東味鋺一丁目と味鋺保育園の中間にある小さな個人会社での作業です。オフィスといっても出入り口や室内扉のシリンダー錠トラブルからの依頼ではなく、こちら。
キャビネット式の机鍵
どうやら会社の方が、机についている一番上の引き出しの鍵を無くしてしまったようで交換してほしいということでした。〝ん?鍵の紛失なら机鍵の鍵穴から同じ鍵を作ればいいのでは?〟〝まして交換ではなく、開錠や鍵作成の依頼の間違いでは?〟と思い、「作業費用的にも鍵穴から鍵を作成して、その作成した鍵で開けた方がお得だと思いますよ」と伝えてみると、
『失くす前から、鍵のかかりが悪かったのと取り付けられてるケース部分がカタカタいってたので、新しいのに交換したいんです…』とお客様。
ケースの不具合によるトラブルでした
鍵紛失以前に、シリンダーではなくケース自体に不具合が起きていたようです。上の写真は、取り付けられていたデスク鍵のケースを外したものです。取り外し作業に取り掛かってすぐに緩み、留めの甘さがすぐに感じました。大切な書類関係を入れている引き出しということだったので、この鍵のかかり方では不安だったと思います。同じタイプの鍵に新調し作業は完了。
味鋺のオフィスのようにデスク鍵を新しく交換したいという場合ではなく、ただ鍵を失くしたので開けてほしいといった場合には鍵穴からピッキングにて開けていきます。ただ、ピッキング時に鍵穴のピッチが狭かったり、シリンダー内に押し込めないピンがあったりする場合は、カットペンチ等の工具で開錠用の鍵を作成してからの開錠になります。
依頼された現場での鍵、メーカーなど、状況を見てから作業工程を決定するので、宜しくお願いします。