本日はアルファ握り玉の修理作業について。依頼内容はよくある鍵トラブルからでした。
「鍵をさしてもガタついて鍵が回らないんです…」
鍵が回らない理由には大きく分けて4パターンあります。1つ目がシリンダー内のタンブラーやピンに破損やズレが生じてる。2つ目が持ち手の鍵に欠けや歪みの破損が生じている。3つ目がシリンダー内に錆や埃などの異物が入り込んでいる。4つ目が鍵の寿命を迎えた。 です。
住吉東の握り玉が、この4パターンのうちのどれかを判断するためにも、鍵穴内を覗いてみましたが、錆びつきや埃は見られない、持ち手の鍵に欠けも見られない。
ここで、私の中で最も濃厚な不調原因は『シリンダー内の破損』という判断になります。そこで、シリンダー分解開始!シリンダー内を一度分解して内部を詳しく見ていくと…案の定、タンブラーとピンの間にズレが生じていました。
ズレが生じていたことで、鍵をさしてもうまく開閉作動に繋がらなかったのかと思います。きっと鍵を差し込んで回す際に、ガタつきだけでなく、硬さ・重みも感じていたのではないでしょうか。分解からシリンダー調整の修理をさせていただき、作業完了です。調整後、お客さんの鍵でスムーズに開閉できるかの確認を3回ほどしてもらい、全て完了となりました。
出張現場:大阪市住吉区住吉東