今日は小さなお子さんをお持ちの方には絶対に気をつけてほしいこと。
『子供による閉め出しトラブル』です。
実は、鍵開け依頼の中でも年々増えてるトラブルでして、昨日もお子さんに閉め出されてしまったという住宅へ行ってきたばかり。
昨日の現場である練馬区富士見台の住宅では、玄関鍵の閉め出しトラブルでしたが、ベランダでの閉め出しも多いんですよ!洗濯物を干してる最中に、2歳の子供が誤って鍵をカチャっと掛けてしまう、庭のガラス戸から出たときに閉めだされてしまうといったケースなど、小さなお子さんをお持ちの方なら誰でも身に起こる可能性があります。
↓(昨日の依頼主 富士見台の玄関)
富士見台にあるマンションから依頼が入ったのは早朝のことでした。ちょうど朝のゴミ出しに出たというお母さん。外で近所のママ友と少しの間話してから、家に入ろうとしたのも束の間…お母さんが玄関を出る一瞬を追いかけるかのように中にいるお子さんが鍵をロックしてしまったようです。
といっても中にいるお子さんは4歳…インターホンを鳴らして呼びかければ、鍵を解除できる年だと思いますが、最悪なことに寝てしまった様子。
何より4歳のお子さんともう一人、妹の2歳幼児も中にいるとのことでした…。
富士見台の依頼主のように、子供のいたずらによって閉めだされるケースと、小さなお子さまが故の無意識での閉め出しケースがあります。
無意識での閉め出しケースだと、年齢も小さいので開ける=解除ができません。
こちらのお母さんの唯一の救いは〝携帯を持っていたこと〟そのおかげで私たちに連絡をすることができました。
到着するやいなや『すぐに開けて!!!!』と動揺されていましたし、家の中に幼児だけが二人という状況はとても不安だったと思います。
急いでドアスコープに穴を開けて工具を通していきました。工具を通し入れてからは10分ほどで内側の鍵を解除できます。早く開錠できたのは内側鍵がノーマルサムターンだったため、今回ばかりは強い防犯鍵でなかったことに感謝します…
もしここで内側鍵が防犯サムターンだったり、開錠の難しい鍵だった場合には30分近く掛かっていたかもしれません。
鍵が開いた後、即座に自宅に入っていったお母さんの姿を見て、母親の母性を感じました。何より中にいたお子さんが何事もなくスヤスヤ寝ていたのを見て、依頼主のお母さんと一緒にホッとしたのは言うまでもありません……涙
玄関先からちょろっと見えているベビーカーが何とも微笑ましい。
子供による閉め出しトラブルは昔からあるトラブルですが、昔なら近所同士の交流・お隣さんのベランダから入れてもらうなどの手段もありました。ただ最近は近所・隣同市の交流も減っていること、隣のベランダからは防犯上、侵入することが難しいなどで寄せられる依頼が増えています。
小さなお子さんをお持ちの方は、一瞬でもベランダから出るとき、玄関から出るときは気をつけてください。お子さんがかけにくい鍵設置、ベランダの鍵にストッパーをかけるなど、閉め出し対策は大切です!