今日の出張先の中でチビリかけた現場での出来事をお届けします…笑
まず当社のオペレーターが受け取った電話の時点で〝玄関の鍵がさ、開かないんだよ!!〟〝昨日まで使えてたんだよね〟〝なのにさ、なんで今日になって開かね~の?〟〝は?〟とかなりお怒りモードなお客さんと聞いて、出張担当になった私から折り返しさせていただくことに。
私 「玄関鍵が開かないということで、今からお伺いさせていただきますが大丈夫でしょうか?」
お客さん 「急いでんの!早くきて!ほんとなんで開かないの?!!意味わかんね~んだけど。場所はさいたま市浦和区浦和らへんね!さっきもオペレーターに伝えたけどさ!!(怒)」
私 「住所はお聞きしているので大丈夫です。分かりました。すぐに向かいますね!」
このやり取りから20分後、浦和の現場に到着した私。(内心、到着した時点でビビッてました。だって鍵が開かないのは私のせいではないし…もっと物腰柔らかく対応してくれないと怖いじゃないか…なんて。)
お客さん 「これ、開かね~の!」 「見て、何回やっても開かね~の!」
とガチャガチャと鍵を入れて無理やり開けようとしています…「は?まじなんで開かね~んだよ!」と相当なお怒りモード・お急ぎモードなのは分かりました。分かりましたが、手荒な真似はおやめください~~~~!!!!
「すぐに開けますから、無理にはイジらないでください!!」とビビりながら、お客さんを玄関前から少しズラし開錠作業開始です。
お怒りモードなお客さん宅の鍵はAGEのノブ錠。築年数が経っているマンションやアパートでよく見る鍵です。また今回の依頼内容は「開錠作業」ですが、鍵自体はお客さんが持っています。紛失からの開錠ではなく、鍵不調による開錠だったので、本来ならば開錠後にシリンダーを分解して修理や洗浄、調整を行いたいところ…
ですが、お怒りモードなお客さんにそれをお伝えすると、
「それは今日はいい!ほんと時間ないの!さっさと開けてくれればいいから!とりあえず開いたらもう閉めないから」
…
…
はい…わかりました(´・ω・`)
↑この結果になり、ドアスコープから開錠して終了になりました。
急いでいるときの急なトラブルなので焦る気持ちも分かりますし、鍵を失くした訳じゃないのに開けられないことで腹が立つのも分かります…
でも起きてしまったトラブルは仕方ありません!早急に解決するためにいるのが私たち鍵屋です。ただトラブルを未然に防ぐすべは皆さんたちにもかかっています。鍵の抜き差しがスムーズにいくか?玄関にガタつきを感じてないか?など、日頃からマメに鍵の状態を把握しておくことも重要なんです。
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トラブルが起きたとき、どれだけ冷静な判断ができるかは意外と大切なこと。今回のお客さんのように怒りや焦りにまかせて、鍵を無理に開けようとしたり、ガチャガチャと手荒にいじったりすれば、完全に鍵が壊れてしまいます。修理もできない状態まで壊れてしまえば、新しく鍵を交換せざるおえません!
出来るだけ作業内容を少なく、費用が少なく済むように初期トラブルの時点で冷静に解決していきましょうね(´・ω・`)