名古屋支社の西川です。本日は〝鍵が回りにくいので修理してほしい〟との依頼で、名古屋市は西区比良にあるマンションへ行ってきました。依頼の電話で〝鍵が回りにくい〟とのことだったのでシリンダーの中が破損しているのか?分解が必要な現場かな~なんて思いながら、現場に着いて実際の玄関鍵を見てみると…
鍵穴内に異常は見当たりません
そのため、念の為、お客様の手に持っている鍵も拝見させていただきます。……が、持ち手の鍵にも破損や劣化は見られません。そこで、シリンダー内の部品が壊れている様子も無かったため、パーツクリーナーでシリンダーの中を丹念に洗浄してみます。上の画像はパーツクリーナーを数回、鍵穴の中で噴射させている写真です。
噴射させるごとに工具で中の汚れを確認しながら洗浄していくのですが、噴射しているうちにベタベタと液体が…〝きっとこれは潤滑剤だな〟と思った私はお客様に聞いてみると…「鍵のメンテナンスで主人が何回か潤滑剤をさしてます!」 と。
潤滑剤がシリンダーの中で固まったことが原因
市販で売られている[万能潤滑剤]というものは、粘り気が強いので逆にホコリなどを付着させやすくしてしまいます。また潤滑剤を差し過ぎても、シリンダー内で固まる原因にもなるので注意してください。
今回シリンダー内に噴射したパーツクリーナーは、シリンダー内で固まった潤滑剤やホコリを飛ばす洗浄剤です。鍵穴に噴射することで、中の汚れが根こそぎとれ、鍵回りをスムーズにしてくれます!鍵回りが悪いな…と感じた場合にはぜひパーツクリーナーでの洗浄を!
※パーツクリーナーを噴射しても鍵回りが改善されない場合は、シリンダー内の部品故障が考えられますので、お早めに修理依頼をお願いします※